キャリアの「VSOP」の「高速化」と「並列化」の時代とは?

みんなさ、キャリアの「VSOP」って言葉、知ってる?

よくわかんねーってひとは、

https://chikirin.hatenablog.com/entry/20120414

この記事をみてみてね。


いちおう、ダークサイドテキストでもカンタンに説明しておくと、ひとがビジネスにおけるキャリアを築くとき、

①バラエティ(V)
②スペシャリティ(S)
③オリジナリティ(O)
④パーソナリティ(P)

この順番で、積みあげてこうって話。んで、各要素の「積みあげるべき年齢」と「積みあげるべき内容」は、


・バラエティ(V):20代
 →とにかく、バラエティ豊かにたくさんの経験をして「じぶんの特性」を見極める。じぶんは、コレが好きでコレが嫌いだ、アレが得意でアレが苦手だ、ってのを、様々な経験のなかから導く時期であると。

・スペシャリティ(S):30代
 →じぶんの「専門分野」を絞る。バラエティの時期にした様々な経験から、「オレはコレだな」ってモンを選び、それを専門分野として磨く。

・オリジナリティ(O):40代
 →じぶんの「オリジナルの商品」を産みだす。スペシャリティで磨いた専門性を土台に、「じぶんらしさ」を追求して市場で勝負する。

・パーソナリティ(P):50代
 →人間性こそが勝負をわける。スペシャリティとオリジナリティを追求した先にある「人格」と「キャラ」という「信用」を資本に、ビジネスをつくっていく。


と、ざっくりこんなカンジ。


もっとくわしく!ってひとは、

https://chikirin.hatenablog.com/entry/20120414

やっぱ、この記事をみてw


で、この記事が書かれたのが2012年。

今はもうすぐ2019年。

6〜7年で、このキャリアのVSOP論に、とある「変化」が起きた。

それは「高速化」と「並列化」だ。

変化の理由は、3つ。

①経験の「量」をカサ増しする「先人の知恵」がネット上で爆発した
②専門性の「陳腐化」スピードが、加速した
③オリジナルの商品を市場に放り込む「ハードル」がさがった

これらを理由として、VSOPは、高速化かつ並列化を余儀なくされる。


じゃあ、それぞれくわしく見ていこーぜ。


【 経験の「量」をカサ増しする「先人の知恵」がネット上で爆発した 】

これは、2012年にすでに起きていたことだけど、さらに加速していまに至るよな。

プラットフォームとコンテンツクリエイターの増加で、「先人の知恵」は爆発的にネット上に流れ込んできた。

20代という若い期間を費やして「経験」を積まなくても、先人に学ぶことでバラエティ豊かなインプットが可能になったと。

これにより「V」の期間が、一気に短縮可能になった。



【 専門性の「陳腐化」スピードが、加速した 】

これはかなりエグいけど、事実。

じぶんが長い期間かけて獲得した専門性も、かなりのスピードで「市場が求めなくなる」。

1年前にやっていたことでさえ、スキルとして不要になるケースは多々あると。

こうなると「100点の専門性を1つ」もって勝負するより「80点の専門性をたくさん」もって勝負したほーが合理的。

だから専門性は「使い捨て」前提で、複数もつ。

これにより「S」が、並列化した。


【 オリジナルの商品を市場に放り込む「ハードル」がさがった 】

で、ダメ押しでコレな。

「個の時代」とか「一億総クリエイター」とか「政府による副業推進」とか、いろいろ言われてるけど、本質は、とにかく「ひとりでビジネスやってみ」ってこと。

これが時代の要請。

そのためのツールも環境も、どんどん整ってる。

昔みたいに「卓越した専門性と、仕事を通じてできた仲間」を武器に、かつ「画期的なアイデアで、多額の資金を調達」しないと「ビジネスをはじめられない」なんて時代じゃなくなった。


小規模でいいから、まずビジネスをやる。市場が求めりゃ、デカくなる。

こんなシンプルな原理で、ビジネスができるよーになった。

こうなると「O」の積みあげは今日からでも始められる。

Vは短縮してるし、Sは並列化してるし、Oも「さっさと」「いくつも」やれる。



【 まとめ 】

と、キャリアのVSOP論におきた変化について書いたけど。

つまるところ「一生でひとつのVSOPをまわす」んじゃなくて「複数のVSOPを並行して高速でまわす」のがセオリーになったってハナシ。

この動きは、まだまだつづくはず。

いま、1つのVSOPをゆっくりまわしてるひとは、はやめに方向性をチェンジしてこーぜ。


で、いつも言うんだけど、だるさを極めし者が掲げる旗は「労働卒業」。

そのために、このVSOPの変化で行き着くべきさきは「複数事業家」。


これマジ。